内膜症にピルが効果的な理由について

黄色のカプセル

内膜症は、生理痛をはじめとした様々な痛みが症状としてあらわれます。
鎮痛剤を使った対処療法では、あくまでも痛みに対処するための治療方法のため、病気そのものへの効果はありません。
そのため、対処療法では効果が見られない場合や病巣が拡大した場合には、ピルが用いられます。

内膜症では、EP配合製剤と言われるピルが使われることが多いです。
ピルには、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが含まれています。
ピルを服用することにより、子宮内膜の増殖を抑えることができ、月経血の量を少なくすることができます。
その結果、生理痛の緩和に効果的です。
また、子宮内膜が薄くなり、長期間の服用が可能なため症状の進行を抑えることもできます。
他にも、月経前症候群や月経前不快気分障害にも効果があります。

ピルは、28日を1周期とします。
種類によって21日間もしくは24日間、毎日1日1錠を同じ時間に飲みます。
残りの7日間もしくは4日間はプラセボと言われる偽薬を飲んだり、服用を休むことになります。
この期間に出血のすくない生理が起こる仕組みです。
保険適用外となるため、実費となりますが、1周期あたり2000円から3000円程度が相場とされています。

内膜症治療のためのピルでは、ホルモンの含有量が少ないため、副作用も少ないとされていますが、エストロゲンとプロゲステロンの影響により多少の体重増加が見られる人もいます。
他に、むくみやニキビなどの副作用が起こることもあります。
むくみやニキビなどの副作用の軽減のためには、塩分の多いラーメンや揚げ物などを避けるなど食生活のコントロールが大切になります。
ただし、喫煙者や40歳代後半の場合には、血栓症のリスクが増大します。